ラヴ・E・メールフロム…

 わたしがアポロという曲に出会ったのは、発売当時、小学校の朝会、「今月の歌」でした。毎回担当の子が手書きで歌詞を書き写して、それをコピーしたモノが配られていたのだけれども、なぜかアポロの時だけは歌詞カードをそのままコピーしたものが上質紙で配られました。そして他の曲の歌詞カードは藁半紙だったので破れたり劣化したりで捨ててしまっていたのに、アポロの歌詞カードだけは、お道具箱に凄く綺麗にしまっていた。そして、今でも大切にとってあります。

 中学生の頃に書いていたBlogのアカウント名は、loveemailでした。その時のBlogのスタンスが、今最近始めたこのBlogみたいな立ち位置でした。それから少し放置しながらも、2008年10月19日になってこんな日記を書いていました。

 ポルノグラフィティ衝撃のデビューシングル「アポロ」昭仁さんが金髪外国人だったころ、私は小学生でした。そういえば、このブログのID「loveemail」はこの歌詞中の「ラヴ・E・メール」からです。その頃、小学生の理解力では「変わらない愛のかたち」とかわからないし、そもそも、なんでラヴメールの送り主の場所が、「ビーナス」であることのどこがステキなのかもわからなかった。でも、何年も先のある日、じっと歌詞と向き合ってた時、「あー・・・そういうことか。」って思えたんです。世の中では、ファンの間では、とっくに周知のことだったかもしれない。だけどやって自分で見つける意味って本当に大切だと思う。そうやって「右なら右が、どうして右か」っていうことが一般論じゃなくて「感覚」でわかるのって。

 

これって、ひとひらの歌詞に通ずるものがないかな、なんてひとりでにやにやしてました。まるで違う曲のよう。

アポロという曲そのものも、時を経て、幾度ものライヴをこえて、意味や位置づけが変わっている。

一緒に過す時間が長いだけそこに誇らしさがあるように思えるのは、こんな風なお互いの価値が混ざり合ってきた期間があるからなのかな。